お客様のご両親が以前運営されていた会社のスペースをリノベーションしました。

当初の計画は、天井の塗装や壁紙・床材の張り替え、おしゃれな照明器具の設置などでしたが、作業を進める中で、お客様からの「秘密基地のような空間にしたい」というご要望を反映させる形で、天井を取り除き、鉄骨や木製の床組みが露出するデザインに変更しました。

鉄骨はその自然な姿を活かし、塗装せずにそのままにしました。
さらに、細部に至るまでお客様との密な打ち合わせを重ね、和紙調のガラスフィルムやアンティークな引戸、木製ブラインドなど、独特の雰囲気を持つ素材を取り入れました。

特に際立つのは、海外の写真家によって作られた迫力のある壁紙です。
これはまるで本物の素材のようで、空間に深みを加えています。
また、機能性とデザインを兼ね備えたブラックのカウンターと手洗い場、シャワーヘッド付きの蛇口、ステンレス製のコンセントやスイッチプレートなど、細部にまでこだわりました。

照明にも特別な注意を払い、鉄骨や木部と調和するものを選びました。
ワイヤーシステム照明は空間に良い雰囲気をもたらし、調光機能により様々なシーンに合わせて光の加減を変えられます。

ただのオフィス空間を超えた、魅力的で心地よい場所が完成しました。

P.S.
今回は弊社小林の、小学校・中学校時代の同級生であるインテリアHIGUCHIさんとも協力しました。